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【CROSS TALK】人気の理由を徹底解剖! N/L「ボア リバーシブルベスト」座談会

TALK MEMBER(R→L):MD担当K、デザイナーS、パタンナーM、MALKスタッフH、営業スタッフN

 

N/Lで根強い人気の「ボア リバーシブルベスト」。シーズン毎に少しずつデザインを変えながら登場するので、毎回新しく買い足すスタッフも多い、秋冬の定番アイテムです。ライトアウター感覚で着られるベストは軽くて着心地が良く防寒性があり、季節の変わり目にもぴったり。

 

今年は昨年のボディ感をそのままに、ファスナー仕様で大人な雰囲気に。リバーシブルなので、コーディネートの幅もぐんと広がります。パンツやスカートはもちろん、ワンピースに合わせるのもおすすめです。

 

 今回は、長く支持されている「ボア リバーシブルベスト」の魅力を探るとともに、N/Lが得意とする機能的なデザインやディテールへのこだわりについて、スタッフによる座談会形式でお届けします。

 

 

 

 

MDスタッフK:このアイテムができたきっかけについて、あらためて聞いてみたいです。

 

 デザイナーS:もともとは、N/C(綿ナイロン)という素材の裏にボアを張って、リバーシブル仕様にしたのがはじまりです。それがすごく好評だったので、リバーシブルっていうコンセプトはそのままに、ボアを表にして新しい形を作ろうということで生まれたのが「ボア リバーシブルベスト」です。

 

MDスタッフK:一番最初はライナーとしてボアを使っていたのがスタートだったんですよね。

 

デザイナーS:はい。昔のミリタリーウエアだとライナーにボアが使われているものって多いんですけど、表に使われているものって少ないんですよね

 

 営業スタッフN:このベスト、ボア部分は密度があってしっかりしているのに、ものすごく軽くて着やすいなあと思います。アウターって重くて肩がこっちゃうイメージがあるんですけど、動きやすくて快適です。

 

 

 

 

 

デザイナーS:ボアの密度はすごく重要。スカスカだと風を通すので、防寒性が低くなるんですよね。あとは毛の長さにもこだわっています。

 

MDスタッフK:ボア リバーシブルベストを着るときは、どんなコーディネートが多いですか?

 

 MALKスタッフH:私はよくワンピースを着るんですけど、ベストを合わせたときのバランスが良いなと思いました。横から見たシルエットもかわいいんです。

 

 デザイナーS:ルエットは、やや縦長のラインを見せたかったのと、今年は裾の丈に前後差を付けて動きが出るようにしています。裾にはテンションをかけながらパイピングテープを付けているので、ころんとした丸みが出るんですよね。

 

 

パタンナーM:細かいところでいうと、ベストってどうしても肩が強調されて見えやすいこともあるので、肩まわりのラインがなだらかに出るように、「肩線」といわれる部分を後ろに持ってきているんです。

 

MDスタッフK:たしかに、肩まわりにボリュームがあるといかつい感じに見えちゃうので、華奢に見えるのはありがたいですね。

 

デザイナーS:そうですよね。あとはリバーシブル仕様のアイテムの場合、裏と表の生地の分量のバランスっていうのも大事なんですよ。

 

パタンナーM:そうなんです。やはりN/C(綿ナイロン)よりもボアの方が伸縮性のある素材なので、そこを想定しつつ5ミリだけあらかじめ長さをカットしているんです。それでいうと衿のリブも同じで、伸びてくるとくたびれてしまったように見えるじゃないですか。だからそうなりにくいように計算して、少しだけ伸ばした状態で付けるようにしたんです。

 

 

MALKスタッフH:ボア リバーシブルベスト」は毎シーズン作っているものではありますけど、こうやってあらためてお話を聞いていると、細かい部分には常に小さな変化があるというか、ブラッシュアップされているんですね。

 

パタンナーM:そうですね。できるだけ長く着ていただけるように、細かいところまで毎回がんばっています(笑)。このアイテムの場合、ポケットの形も表と裏とで変えているので、リバーシブルで着るときにより楽しめるんじゃないかなと思います。

 

営業スタッフN:表と裏でそれぞれ雰囲気が変わるのは、コーディネートの幅も広がるのですごく良いですよね。このベストは、ワンピースでもシャツでも本当になんでも合わせやすくて、アイテムを選ばないところも取り入れやすいポイントな気がします。

 

 MDスタッフK:衿にリブが付いていることで、カジュアルなトレーナーやパーカーとも合わせやすいですよね。今年ならではのデザインの特徴でいうと、ほかにはどんな部分がありますか?

 

デザイナーS:メンズライクなディテールを取り入れることで、あたたかみのあるボア生地とのバランス感がポイントになっていると思います。それに、編み立ての衿リブが付いているボアベストっていうのもなかなか珍しいんじゃないかと。あとはフロント部分について、去年はスナップボタンでしたが、今年はジップ仕様にしました。

 

 

MDスタッフK:ジップになったことで、だいぶシャープな印象になった気がします。実は私、今までボアベストって着たことがなかったんです。ほっこりしてかわいらしくなり過ぎるようなイメージがあって……。でも、今年のデザインはスッキリして大人っぽく見えるから、初めて自分でも着てみようと思ったんです。その結果、想像以上に着やすくてびっくり(笑)。もっと早く試していれば良かったなあと思うぐらい重宝しています。

 

MALKスタッフH:モノトーンのコーディネートにも良いですよね。モードっぽい感じにも着こなせるし、さらっとしたカットソーなんかにも合わせやすいです。素材感が違うもの同士を組み合わせるだけで、のっぺりしないというか、立体感が出るような感じがあって。

 

 

MDスタッフK:ああ、それはありますね。ちなみになんですが、リバーシブルのアイテムって表と裏が配色になっているものも多いですけど、ベーシックなカラーで同色になっているからこそ、私の場合は取り入れやすかったのかなと感じています。

 

 MALKスタッフH:ベーシックなのでどれも合わせやすいですよね。カラーバリエーションは3色ですが、なかでも今年はベージュと生成りの中間のような絶妙な色合いの「エクリュ」が人気です。

 

 

 

パタンナーM:開発側の人間としては、着るときのシチュエーションについても聞いてみたいのですが。みなさんどんなシーンで着ていますか?

 

 営業スタッフN:家でも外でも、どこでも着られるのがこのアイテムの良いところだと思うんですけど、子どもと一緒に公園に行くときなんかには大活躍でした。外にループが付いているので、フックに引っかけておけば出かけるときにサッと羽織ることもできるし、帰ってきて一旦かけておいたりもできるので便利です。

 

MALKスタッフH:洗えるっていうのも大きいですよね。自分でお手入れができるっていうのは良いなと思います。

 

パタンナーM:なるほど。たしかにそれはあるかもしれませんね。ドライクリーニングオンリーじゃないっていうのは。

 

営業スタッフN:これからのシーズンは、日中暖かい日もあれば朝晩涼しかったり、屋内外で着る服を調節したりするときにもベストは便利なアイテムだと思います。シーズンが進んでいったら、アウターの中にインナーとして着込んでも良いですしね。

 

 MDスタッフK:機能性とデザイン性のバランスに加えて、実用性っていう部分でも人気の秘密があるのかもしれません。……と、まだまだ話は尽きませんが、今回の座談会では「ボア リバーシブルベスト」についての魅力をたくさん知ることができました。これからどんどん活躍してくれるアイテムであることは間違いないので、秋の装いを快適に楽しんでいきましょう。みなさん、今回はありがとうございました!

 

一同:ありがとうございました!

 

Text_Haruka Inoue

 

 

NATURAL LAUNDRY
 
ボア リバーシブルベスト
 
7234V-001
 
20,900円(税込)