#47 どんな仮装がしたい?

/そろそろハロウィーンです。
こんにちは、しおりです。
もうすぐ今年もハロウィーンですね。
ハロウィーンといえば仮装!
マルオにどんな仮装がしたいかと聞かれましたが、悩んでしまってすぐに答えられませんでした。
マルオはというと、
「たくさんあるけど、王道が一番いい気がする。」
と、なかなかセンスのあることを言っていました。
そもそもは霊や魔物のふりをして悪霊から身を守るための仮装。
ドラキュラ、魔女、ガイコツにミイラ……
魔除けになりそうな仮装がハロウィーンらしくてかわいいですよね。
ハロウィーン、ハロウィンと親しまれ、日本でもごく当たり前になっているお祭り。
この時期になるとお店でのキャンペーンやテーマパーク等でのイベントが目白押しです。
……でも最初はどんなお祭りとして始まったんだろう。
/ハロウィーンの起源てなんだろう?
アメリカンなイベントで、仮装やお菓子を楽しむイメージが強いハロウィーン。
実は、約2000年も前からヨーロッパで行われていた宗教的な行事なんだそう。
現在のアイルランドに住んでいた、” ケルト”という民族の祭り「 サウィン ( Samhain ) 」が起源といわれています。
サウィンは夏の終わりを指し、ケルトの暦では 10月31日は一年の終わり・冬の始まりです。
この夜は「 死者の魂と一緒に悪霊がこの世に戻ってくる 」と信じられていて、人々は悪霊から身を守るために火を焚いたり、仮面をつけるなど霊や魔物のふりをしていたんだとか。
それが次第にキリスト教文化に取り入れられて、
All Hallows’ Day ( 11月1日の諸聖人の日* ) の前夜 = ” All Hallows’ Eve ” が変化し、” Halloween ” と呼ばれるように。
その後、移民たちによりアメリカに広がり、現在のかたちへと繋がっていったそうです。
なるほど〜。
ハロウィーンの本当の意味って、聖人たちを祝う日の前夜で悪霊を追い払い、聖なる日を迎える準備の日だったんですね!
*All Hallows’ Day 諸聖人の日とは
有名な聖人(イエスやマリア様)意外にも、神様に仕えた立派な人や信仰を貫いた人がたくさんいると考えられていて、その人たちすべてに感謝する日。日本でいうお盆のような亡くなった人々を敬う日であり、ヨーロッパでは祝日としている地域が多い。
/まとめ
日本では仮装を楽しむ娯楽として楽しまれているハロウィーン。
どんなお祭りなのかはなんとなく知っていたけれど、あらためて起源をさかのぼると、
あたらしい発見がありました。
……そういえば、マルオは仮装するのかしら。
きっと可愛いから久々に仮装パーティでもしようかな。
みなさんもたのしいハロウィーンをお過ごしくださいね!
それでは、次回もどうぞお楽しみに~。
次のおはなし。
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