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カットソーをかたちづくる風景 - メリヤス工場編 1-

KINOTTOのカットソーの軽やかな着心地は、もちろんいつでも楽しめるのですが、

素材そのものの心地よさは、いまのような暑い時期にこそ実感しやすいかもしれません。

 

 

糸を詰めすぎず、緩すぎず、絶妙な編み加減でつくられるカットソー生地は、

汗をかく暑い時期にも熱がこもりにくく、軽やかなのに身体にまとわりつかないのでとっても快適。

カットソー素材ならではの伸縮性と滑らかな質感から、日常の動作にストレスを感じにくく、

気軽に洗えて乾きやすいことや、気分に合わせて選べる色数の多さも嬉しいポイントです。

 

 

さて、いまやすっかり聞き慣れた「カットソー」という言葉ですが、

もともとは「cut and sewn」つまり「裁断して縫製する」という意味。

言葉の意味通りに捉えれば、多くの衣類が裁断したものを縫い合わせてつくられているのですが、

日本では特に「ニットの生地」を裁断して縫製した衣服のことを「カットソー」と呼んでいます。

※「カットソー」は日本独自のファッション用語です。

 

「ニットの生地」でつくる衣類(カットソー)は、何といってもその伸縮性が魅力で、

型紙を使って自由にかたちづくることができ、シルエットに融通が利くなど、メリットも多い素材。

ただ、オリジナルのカットソー生地をつくるのは、

「どんな原料でつくったどのような糸を用いるか、どんな編み方や密度(度目/どもく)で編むか、

どのような形状でどんな風合いに仕上げるか」などなど、

多くの要素を多角的な視点で生地のカタチにしていく必要があるため、一筋縄ではいきません。

そんなとき頼りになるのは、やはり職人さんたちが長年培ってきた豊富な知識と経験です。

 

 

理想のカットソーをつくりあげるべくKINOTTOが目指したのは、

「コットンのふんわり感を活かしつつも適度な張り感があり、薄手でありながら型崩れしにくく、

洗濯を繰り返しても風合いを保ちやすく、ちょっぴり上品さも漂う」生地。

そんな相反するような要素も盛り込まれた難しい素材ながら、

わたしたちの意図する生地の表情を的確に理解して、ばっちりカタチにしてくれているのが、

メリヤス産地として名高い和歌山県にあるメリヤス工場です。

 

 

和歌山県は、カットソー生地として用いられる「丸編みニット」の産地。

丸編みニットとは、円筒状に生地を編む「丸編み機」によって編まれる生地のことで、

ぐるぐると円を描くように生地を編んでいく機械の様子は、独特の雰囲気があって魅力的。

こちらがKINOTTOの生地を編み立てている丸編み機です。

 

 

丸編み機を取り囲むように配置された多くの糸が整然と機械につなげられ、

着々と生地が編み出されていく様子は、いつまでも見ていたくなってしまう面白さ。

何十年も昔の話ではあるのですが、稼働する丸編み機を初めて目にした時は、

その佇まいの美しさに目を奪われてしまったことをよく覚えています。

 

 

機械上部に張り巡らされた糸の様子や、円形状の均等に整った機械の仕組みは、

まるで手の込んだ芸術作品を目にしているかのよう。

 

 

この美しい機械が整然と稼働している場面こそが、まさにメリヤス工場の日常の風景。

 

大きなフロアにいくつもの機械が設置され、それぞれの機械ごとに別の生地を編んでいるため、

浮遊した細かな繊維が他の場所に漂っていかないよう、機械ごとに周辺をビニールで覆っているのも、

メリヤス工場ならではの風景と言えるかもしれません。

ただ、これだけ多くの糸を用いる現場でありながら、やはり床には埃などが見当たらず、

品質に最大限の配慮が感じられる工場の様子には、頭の下がる思いになったKINOTTOなのでした。

 

次回のNOTEに続く

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カットソーをかたちづくる風景 - メリヤス工場編 2- では、

KINOTTOの生地を編みあげる丸編み機にググッと迫るとともに、

メリヤス工場ならではのMADE IN JAPANの日常の風景をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに~