イマジネーション料理部#7
料理研究家でもプロの料理人でもないただの自炊料理人Uちゃん。
MALKスタッフのUちゃんとKちゃんの会話を通じて織りなすお料理ストーリーがはじまります。
暑さが落ち着きお店に並ぶ食材や、食べたいお料理も変わる頃でしょうか。
さくっと作れて色どり綺麗な美味しいお料理に毎回感激のMALKスタッフ。
今回も楽しみです!
EPISODE 7
「ねぇ、いまハマってるものある?」から始まるクラブ活動
ー 揚げたて野菜をのり塩あじで ー
ワン・ワンワンワン ワン・ワンワンワン ワン・ワンワンワン
のどかな休日の昼下がり。
MALKスタッフUちゃんの大好きな、穏やかでのんびりとしたひととき。
どこからかお馴染みの着信音(イヌの鳴き声)が聞こえてきます。
ワン・ワンワンワン ワン・ワンワンワン ワン・ワンワンワン
今日はなぜか、ゆったりまったりとした動作で電話を手にとるUちゃん。
ワン・・
U : はい。
電話の主はいつも通り、MALKの同僚Kちゃんだ。
K : あ、もしもし、Uちゃん? いま何してるの?
U : とくに何もしてないよ。 自由時間をのっそり楽しんでたところ。
K :あははは。 のっそり楽しむってどういう状態!?
U : ササッと動くのも良いけど、のっそりも結構好き。
K : あんまりそんなふうに使わない言葉だけど、何だか雰囲気はわかるような気がする。
U : このところ、休みの日はいろんなモードで楽しむことにしてるんだ。
K : ふふふ。 ねぇ、のっそりモードのUちゃんは、いまハマってるものあるの?
そう、Kちゃんの話はいつだって急展開。
しかし、そんなことは全く気にせずUちゃんは即答する。
U : もちろんあるよ。
K : お、こういうことに関しては、いつものUちゃん健在だね。
U : 好きな野菜を揚げて、のり塩あじにして食べてる。
K : 揚げ野菜? のり塩あじ?
U : うん。 塩のみでも美味しいけど、青のりによって新しい次元の喜びを発見した。
K : ほぅ。 のり塩あじってスナック菓子のイメージ強いけど、揚げ野菜にも良いんだ。
U : 抜群だよ。
K : で、Uちゃんはどんな野菜を揚げて、のり塩あじにしてるの?
Kちゃんは、なぜかいつでも同僚Uちゃんの自炊料理に興味津々。
つくり方を聞きだすことも、すっかりクセになっているようだ。
U : 最初はジャガイモから始まったブームだったんだけど、最近はごぼうかな。
K : ジャガイモは間違いない。 やる。 それから、ごぼうかぁ。
U : うん。 ちょっと前の時期から小さくて柔らかいごぼうの赤ちゃんみたいなのを時々見かけるんだけど、それを丸ごと揚げてる。
K : へぇ〜。 小さくて柔らかいごぼうの赤ちゃん。
U : 細くて小さいから丸ごとでもすぐ火が通って良いよ。
K : それ、良いね。 この季節の長時間の揚げ物辛いもん。
U : うん。 でも、暑い日が続くと揚げ物が食べたくなったりするから不思議だよね。
K : わかる。 揚げ物食べると元気出るからかな?
U : きっと、そうだよ。
K : Uちゃんの大好きな炭酸水とも相性良さそうだね。
U : そうそう。 炭酸水にもバッチリだし、ビール好きにも良さそう。
K : それに、ごぼうって何かのっそり感あるね。
U : ふむ・・・確かに。 素朴な見た目で奥深い味わい。 好感度もあるなぁ。
K : 好感度!?・・・よくわからない。 ねぇ、揚げるときは何かコツあるの?
U : う〜ん。 洗った後の水気をきちんと拭き取ることくらいかなぁ。 あ、皮ごと揚げるのがオススメだよ、ちょっと片栗粉まぶして。
K : 皮ごと揚げたの、なんか美味しそう。
U : そして、揚げたてに適度な塩と、青のりを好きなだけ。
K : 青のりを好きなだけっていうのも、なんか楽しそうだね。
U : 野菜ごとに、ちょうどいい青のり量を見つけたときの幸せ感もあるよ。 素材が見えないくらい青のりいっぱいだと見た目も面白可愛いし。
K : わたしもいろいろ試してみたくなってきた。
U : ごぼうは、ちょっと土っぽい香りも好きだから青のり少なめが好みだったな。
K : ほぅほぅ。
U : じゃ、そういうことでまたね〜。
K : は〜い。
のんびり穏やかな休日の昼下がり。
通話を終了してすぐに、
じゃ、そういうことでって、どういうことで??
と、自分にツッコミを入れつつ、揚げ野菜のり塩あじについて思いを巡らせるUちゃん。
暑い中にも秋の気配を感じる今日この頃。
また新たに「揚げ野菜のり塩あじ」を試してみたい野菜の季節が近づいているなぁと、ひとしきり想像にふけり、のっそり幸せな気分に浸るのでした。
とある休日の昼下がり
MALKスタッフUちゃんとKちゃんにより密かに行われているクラブ活動
それが、イマジネーション料理部
つくるひとは、料理研究家でも(もちろんプロの料理人でも)ないMALKスタッフ
一般自炊料理人、Uちゃんのつくるお料理を
Kちゃんと一緒にイマジネーションして楽しんでみませんか?
この新感覚のお料理コーナーは、またいつか更新される予定です
次回もどうぞお楽しみに
※ この物語は、事実を織りまぜたフィクションです